Totocalとビール缶
(05/11/00)
前回“Totocalのビール缶”について書くと予告したので、今回はその話。
写真のバックにあるビール缶は、なんの変哲もないただのビール缶だが、Totocalは多分、これを気に入っている。
どうしてそんなことがわかるのかというと、それはTotocalの行動がそう示しているからだ。
去年の11月頃、Totocalの不審な行動について書いたと思う。
それからしばらくたって、私はTotocalの行動にはある法則があることを発見していた。
以前は“Totocalがクルクル回っている”と書いたが、よく考えてみると、あの時の表現はあまり適切ではない。
回っているには違いないが、どちらかというと“ビンの内側から円を描いている”に近いのだ。
そして、その円を描く側にはビール缶がある。
これはビンが後ろに倒れないように、コンピュータとビンの間にはめ込んでいるもので、ビンの外側に置いてある。
Totocalはこの缶の形に添って、ビンの壁に縦長の円を描いているのだ。
もしこの缶が、Totocalの行動に関係が無いとしたら、ビール缶のない側で回る日があってもよいのではないだろうか?
Totocalの様子を見ていると、どうしてもビール缶へのこだわりを感じてしまうのだ。
しかし最近は、Totocalもめったにこの行動をとらなくなった。
まあ、いいかげん飽きたのだろうが、見る側の私としては少し残念だ。
アカヒレのTotocal初登場!
今回はTotocalの写真を掲載してみることにした。
まあ、写真と言ってもVAIO(Note)に付属しているカメラで撮ったものなので、画像は極めて劣悪だ。
一応Photoshopで修正して見られる程度にしてはいるが、やはりそれなりにしかならなかった。
| 以前にも書いたことがあるが、Totocalは私の机の上で飼われている。 後ろの白い壁は昔使っていた9821だ。 そう、Totocalの周りにはコンピュータがたくさんある。 写真でバックにあるビール缶は、Totocalのお気に入り(?) この事については、次回にでも書こうかと思う。 |
|
上の写真のTotocal部分を拡大したもの…というよりも、原寸はこれよりも少し大きかったので、実はどれも縮小版だったりする。 写真ではわかりにくいが、実際のTotocalはもっと綺麗でカッコイイのだが…。 なんだか別人(魚)のように写っているのが惜しい。 |
|
|
哀愁が漂うTotocalの後姿。
|
Totocalの世界
3月になった。
しかしTotocalは、そんなことなどどうでも良いらしい。
いつものように、嬉しそうにビンの中を泳ぎまわっている。
こんなビンの中で、はたしてTotocalは幸せなのだろうか…。
Totocalにとって、このビンは一体なんなのだろう…と、ふと考える事がある。
そして、今日はもう少し良く考えてみる事にした。
Totocalにとって、このビンは多分、一つの世界なのだろう。
外には広い世界があり、そこには河や湖などがあり、どこかに野生の仲間がいることも知らない。
ビンの中が全てなのだ。
アカヒレという小さな魚にとって、飼われる環境と、自然の環境のどちらが幸せなのかはわからない。
しかしアカヒレという種ではなくて、一匹の存在として考えた場合、自然界には捕食者が多すぎるというのは確かだろう。
デパートなどで売られているアカヒレでさえ、買われて行った先で、飼われることなく他の魚の餌にされる事もある。
餌にされないまでも8*5cmくらいの小さな容器で、使い捨てのインテリアとして売られていたのを“●●Lo●t”で見た事もあった。
アカヒレという魚は本当に運命のわかれる魚だと思う。
そう考えるとTotocalは、それほど不幸ではないかもしれない。
ビンの中が狭いといっても、行動範囲的に見れば私の部屋の3倍くらいはありそうだし、餌は毎日確実に得る事ができる。
もしも飼い主が、どこかでのたれ死んだとしても、代わりに飼ってくれる人もちゃんと居るという保険付きだ。
仲間がいないことについては、これはTotocalが全員殺ってしまったのだから仕方がないだろう。
まあ、いつか大きな部屋に引っ越す事ができた時、Totocalにはちゃんとした水槽を買ってやるつもりではいるが。
Totocalの食卓2
もう2月だ。
Totocalのエサを買わなくてはならないと思いながらも、2ヶ月が過ぎてしまった。
しかしまだエサは残っている。少しだけ。
このエサはTotocalを貰った時に、小さな透明な袋にオマケ程度に入っていたものだった。
Totocalはここに来て以来、ずっとこれを食べていたわけだ。
本当に金と手間のかからん奴だ。
私のような人間にはピッタリのルームメイトだと思う。
それにしても、いいかげんエサくらい買ってやらないと飼い主としての義務を果たせなくなってしまう…。
そういうわけで、ちょうど出掛けるついでのある友人(実はTotocalをくれた人)に新しいエサを買ってきてもらった。
これで飼い主としての義務を放棄しなくて済む。
新しいエサは、ビール缶くらいの大きさのパッケージに入っていて、“メダカのエサ”と書いてあるものだった。
“メダカのエサ”…?
まあ、一応メダカの仲間らしいから大丈夫だろう…。
ただ、これだけの量があれば、エサは10年くらい買わなくてもよさそうだ。
楽ではあるが、しかし10年間こればかりを与えつづけるというのも人道的ではないような気がする。
だいたいアカヒレという魚は10年生きるのだろうか??
Totocalが充実した魚生(=人生)を送るためには、このエサ問題はかなり重要かもしれない。
Totocalの2000年問題
とうとう2000年になってしまった。
しかしTotocalは元気だ。
…とは言っても、実はまったく問題が無かったわけではない。
年が明けてから、ちょっとしたトラブルがあってTotocalを2日ほど放ったらかしにしてしまったのだ。
そして思い出したように様子を見てみると、瓶の底に沈んでじっとしている。
眠っているにしても、瓶をさわるとすぐに動き出すのだが、Totocalはそれでも動かない。
なんとなく、体が白っぽく見える。
そういえば、ここしばらくはエアコンを入れていなかったので、部屋の気温が下がっている。
これは多分水温が下がって動けないのだなと思い、瓶にお湯を注ぎたしてみた。
するとTotocalは、たちまち元気になって瓶の中を泳ぎだしたが、よく見るとなんか様子がおかしい。
何故か上下に泳いでいるのだ。
最初は何を考えているのかと馬鹿にしていたが、どうもTotocalは真剣に困っているようだった。
どうしても体が浮いてしまう。それで必死に下に向って泳いでいるといった感じだ。
急に温度を変えたのが悪かったのかもしれないが、また冷やすわけにもいかないだろうし、例のペットショップも開いていない。
それで仕方なく眺めていると、2時間くらいで少しおとなしくなってきた。
どうやら一時的なものだったらしい。
そういうわけで、現在Totocalはかなり元気だ。
つくづくしぶとい奴だと思う。
この調子で21世紀も無事に迎えてほしいものだ。
Totocalの食卓
もう12月だ。Totocalがやって来てからおよそ3ヶ月になる。
あの頃と比べると、Totocalも随分と大きくなった。
アカヒレという魚でありながら、何故かヒレの先端が白くなってきた。これでいいのか?
それはともかくとして、最近のTotocalは良く食べる。
貰ったエサ(Totocalと一緒にもらった)もだいぶ減ってきて、半分くらいは粉になっている。
そろそろ新しいエサを買おうかとも思うが、今Totocalが食べているエサは、一般の熱帯魚のエサと同じなのだろうか…。
エサが変わってもちゃんと食べてくれるかどうかが心配だ。
なにせ狭いビンの中、エサが残ると水が汚れてしまうのだ。
しかし、考えて見ればいつも同じエサばかりで、Totocalは飽きないのだろうか。
むしろ、たまに違うものを貰える方が嬉しいような気がする。
人間でも、たとえば毎日の食事がカレーだと、いつかは見るのも嫌になってしまう。
犬や猫だって同じエサを与え続けると飽きる。
だから恐らく、多少なりとも魚にもそういうことはあるだろう。
野生のアカヒレが何を食べているかは知らないが、毎日同じというわけではないはずだから。
そういうわけで、この機会に(つまりエサが無くなること)Totocalの食事ももっと楽しめるものにしてやろうかと思う。
…と簡単に言っても、一匹しかいないため、一度買うとかなり長持ちしてしまう。
少量ずつ何種類か用意できればいいのだが、そういうわけにはいかないかもしれない。
まあ、どちらにしても、今月中にShopでエサを見てこよう。
結局今までと同じようなエサを、一箱買ってくることになる可能性が大きいが、そういう思いはあるということだ。
Totocalの不審な行動
11月も半ばを過ぎて、ここしばらくの間にすっかり寒くなった。
それでもTotocalは元気にしている。なかなかしぶとい奴だ。
しかし、最近Totocalが不審な行動とっていることに気がついた。
不審と言っても別に危険な事をしているわけではないが、かなり怪しい行動のように思う。
その行動とは、ビンの中をクルクルと泳ぎまわるというやつなのだが、それがただのクルクルではないのだ。
まるで何かに憑かれでもしたように、無我夢中に回っている。
普段は全く普通なのだが、やりだすと一時間くらい続けていたりするのだ。
この間、Totocalがクルクル回っている所を狙って餌をやってみた。
するとToptocalは、一瞬びっくりしたような動きをしてから正常にもどった。
いや、正常に戻ったという表現は間違っているのかもしれない。
なぜならTotocalは、それを意識的にやっている可能性があるからだ。
これはもしかしたら、アカヒレという魚の習性なのかもしれない。
だとしたら、その行動の意味を知りたいと思う。
そして、もしそれがアカヒレの習性ではなく、病気でもなく、Totocalはただ単に遊んでいるだけだとしたら…。
これはある意味大発見なのかもしれない。
つまり、アカヒレが自分で遊びを開発した事になるからだ。
…なんの根拠もないが……。
取り敢えず、いつまでもこの行動が続くようなら例のペットショップにでも問い合わせてみるとしよう。
3ヶ月後のTotocal
Totocalがやってきてから、もう3ヶ月以上が過ぎた。
小さなビンの中で、相変わらず孤独を楽しんでいる。
まあ、元気にしていてくれるのは嬉しいが、これから迎える季節について、ちょっとした心配がある。
つまり、アカヒレが一応“熱帯魚”ということになっている以上、はたしてこのままの環境で飼い続けていて良いものかという事だ。
取り敢えずは、ペットショップでアカヒレの飼い方をそれとなく聞いてみる事にした。
アカヒレを飼育するにはどのような環境を用意すれば良いかと、これから飼おうとしている客を装い、某ショップに電話をかける。
親切そうな店員が、「普通の熱帯魚と同じでいいですよ」と言って、熱帯魚のフル装備を勧めてくれた。
…なんか期待していた答えとは違う。
いや、そうしてやりたいのはやまやまだが、場所が無いのだ。
考えてみれば、店員は商売なのだから、客に高価な商品を勧めるのはあたりまえのことだ。
「コーヒーの瓶でも飼えますよ」などとは口が裂けても言わないだろう。
どうやら質問が悪かったらしい。
あらためて、アカヒレという魚を飼育するのに適切な水温と、どの程度までの低温に耐えられるのかを尋ねてみた。
適切な水温はどうでも良かった。
しかしそういうフォローを入れておかなければ、なんとなく印象が良くないような気がしたのだ。
店員の話では、アカヒレに適する水温は25度前後、15度程度なら耐えられるらしい。
…………………。
たとえば冬の寒い日、コップに水を入れて2日ほど外出して戻ってくると、水の温度は何度になっているのだろう……。
15度といっても、どういう状況のときにそれくらいの水温になるのか見当がつかない。
そんな事も知らないで、そのくせ十分な環境も用意してやれないような飼い主を持って、Totocal、君は不幸なアカヒレだ。
しかしこれも運命と諦めてくれ。
健闘を祈る。
追記:アカヒレは丈夫な魚だが、あくまで熱帯魚だということだ(某ショップ店員談)。
アカヒレのTotocal
アカヒレのTotocalは、6月の終わり近くのある日、プラスチックの小さなビンに入ってやってきた。
ビンの中には、Totocalよりも小さなアカヒレが2匹、一緒に入れられていた。
…熱帯魚が飼いたかった。
けれどそんな場所は全く無い。
だから、小さなビンで飼える熱帯魚“アカヒレ”をもらったときは嬉しかった。
さっそくコンピュータがひしめきあっている、頑丈な机の上の片隅に置いてみる。
狭いビンの中で、3匹はよく追いかけっこをして遊んでいた。
何故かTotocalがいつも鬼だった。
7月1日、一番小さいアカヒレが死んでいた。
そしてその数日後、もう一匹死んだ。
考えてみると、アカヒレのことを何も知らないで飼っていたから、飼い方が悪かったのかもしれない。
このままではTotocalも死んでしまうのではないかと心配だった。
しかしTotocalは死ななかった。
何故か元気だ。
実は、以前他のアカヒレが死んだとき、ほんの少しTotocalを疑っていたことがある。
もしかしたら、追いかけっこを装って、仲間を苛めていたのではないかと……。
それでも自分の過ちを魚のせいにするのは良くないと、そう思いなおしたのだが、それは間違いだった。
Totocalは追いかけっこの鬼を装っていたのではなく、本物だった。
……あれからもう2ヶ月以上が過ぎたが、今日もTotocalは元気だ。
元気なことはいいことだ。
君にとって、仲間など邪魔者以外の何者でもなかったというわけだ。
なかなかいい根性をしている。
それでこそTotocalだ。
追記:アカヒレは丈夫な熱帯魚だと聞いていたが、実は中国原産のメダカの仲間らしい。